熊本県立装飾古墳館 古代体験
平成28年2月20日 土曜日
~ 温故知新 ~ (故きを温ねて新しきを知る) という論語の言葉があります。ご存知ですか?
私達は今回、地元「岩原古墳群」内にある「熊本県立装飾古墳館」を訪ね、その逆の体験を致しました。 “ 近くを訪ねて歴史を知る ” 、見る・体験する・味わう という貴重な古代体験でした。
壁画の赤い色を覚えていてください。
壁画の赤い色を覚えていてください。
当日はあいにくの雨模様でしたが、入室時のくじ引きでグループ分けです。
ハラハラ ドキドキ、グループの皆様よろしくね。事業所での作業の時のように協力していきま
しょう。
作業場に入って説明を受けた後、ベンガラ作り の開始です。
まずは、黄土色の土を乳鉢に入れ乳棒で細かくなるまでよくすります。
おやおや、独特のポーズで頑張っているのは…何事にも全力で立ち向かう熱血職員では!?
ざるに入れてこします。事業所での作業同様、丁寧に行われていました。とても細かく
なりましたね。
次は、土鍋に入れて加熱します。あらら、色が徐々に変わってきましたよ。
始めの黄土色から赤っぽい色に変わりました。古代人はこの色を使って壁画に彩色を
したのですね。 先程ご覧いただいた壁画の赤い色、覚えていますか? あの色です。
完成で~す。各自小瓶に詰めて持ち帰りました。良い記念になりました。
学芸員の方に館内を案内していただきました。皆様、神妙な面持ちで聞き入っていました。
古代人の食生活と装飾古墳館の成り立ちに関する映画を鑑賞しました。
次の写真は「石人」の写真です。何故頭部がないのでしょう? それは、この映画を見ると
その謎が解けますよ。 興味のある方は、是非お訪ねいただいて鑑賞して下さい。
さぁ、お楽しみの昼食です。 古代米の一種「黒米」や地元鹿央町特産の新鮮な野菜等を使った
お弁当です。 皆様で楽しく談笑しながらいただきました。 美味しかったです。
その後は、物産館でのお買い物。銘銘、品定めをしながらご家族へのお土産や
新鮮な野菜・果物を購入されていました。
近いと逆に行かないことって多いですよね。山鹿の利用者の方々も、「初めて!」と仰る方が
ほとんどでした。
今はスイッチを押せば灯りが点き、お店に行けば何でも手に入ります。古代人は道具から手作りし、己の力一つで食物を得ていました。
便利な現代に生活出来ることに感謝しつつ、古代のロマンに思いを馳せた一日になりました。
全員揃って記念写真です。ハイ、ポーズ。